平成25年03月13日 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会
○橋本聖子君 自民党の橋本です。
いろいろ御説明ありがとうございました。また、すみません、経産省にお聞きしたいのすが、クールジャパン戦略について、今国会でクールジャパン、法案審議される予定であると思いますけれども、水ビジネスにおいて、経産省としてはこれをどのようにクールジャパン戦略の中で考えられているのかということを何かあったら教えていただきたく思います。もう一つは、ここにも書かれていますけれども、日本が優位な技術を必要とする分野は成長が著しいということが書かれているのですが、なかなかそれが今できていないなと考えております。水に関してクールジャパン戦略と位置付けたときに、各省庁でこれに関して連携を取って戦略をするという考えがあるのか、またされようとしているのか、お聞かせいただければと思います。
○会長(藤原正司君) 橋本さん、どういうところにお答え……
○橋本聖子君 まずは経産省で、二つ目はそういう考えがありますという省庁にお答えいただければと思います。
○政府参考人(宮本聡君) 御指摘ありがとうございます。
クールジャパン戦略は、済みません、私は直接担当していないところもありまして、逆にそういうことの裏返しとして、大変恐縮なんですが、水ビジネスの中で、今の段階でクールジャパン戦略の中の中核と位置付けるという形での対応は、申し訳ないんですが、取っておりません。
今後、そういう可能性があるのかどうか、水に限らずいろんな物資、サービスがありますので、全部一遍に手を付けるわけにはいかないので、そういう可能性があるか、あるいはそれが本当に水にとっていい戦略なのかどうかというのはまた考えさせていただきたいと思います。
ただ、クールジャパンと言わなくても、私が実際に幾つかの国で水ビジネスの言わばPR役をやっているときに感じますのは、日本そのものに対する信頼、先ほどイラクと申し上げましたが、ほかの国々でも、というのがかなりいまだ残っている国が多うございますので、こうした意味で、日本のブランドということを使いながら水ビジネス、技術面以外のことも含めて水ビジネスというのを進めていくというのは非常に有効な手段かなと個人的には痛感しているところでございます。